日本BRM療法協会 代表 吉田邦夫
2008年『手を添えるだけで骨のゆがみがなおる』PHP研究所刊によってBRM療法は全国に紹介されました。
これを機に『難治性の患者さんを改善したい』とひたむきに取り組まれる多くの治療家の御支持を得て、僅かの期間で全国にセミナーを展開することが出来ました。
おかげさまでセミナーには、手技療法家、各部門の医師、看護師さんはじめ多くのコメディカルの方々、ご家族介護の方々にご参加いただいております。
このような嬉しいお知らせに接する度に、その患者さんの喜びだけでなく、施術した治療家の喜びを分ち合う思いに包まれます。
現代医療技術の驚異的な進歩は、私達の生命活動の向上に大きな貢献をしています。
優れた検査システムは、ミクロレベルの病変を見逃すことなく発見し、最新医療技術の威力が遺憾なく発揮しています。
しかしその反面、手術や薬でも改善出来ない『慢性疾患』に苦しむ人達は増加の一途をたどっています。
その多くは、原因不明または加齢が原因とされていますが、近年では関節運動器等の慢性疾患は、若年~子供年代層にも幅広く拡大しています。
現代人はほとんど例外なく慢性疾患を抱え心身クオリティが低下しています。検査によって器質疾患が初見されない愁訴は全て慢性疾患です。そしてその根本原因は骨と神経の繊細な関係にあります。そこに目を向けないのが現代医学、目を向けるのがBRM療法。「最後の砦」たるゆえんです。
患者として何よりの不安は「原因がわからない」と言われることです。その原因となっている部位を真剣に把握して患者さんに教示してあげることは最良の優しさであると考えます。
BRM療法では、骨のゆがみが末梢神経を圧迫し痛みや機能障害の要因になっていると考えます。
そして骨のゆがみを改善することで患者さん自身の回復力を改善し、難治性の疾病や慢性疾患の改善を目指します。
原因の無い痛みや障害はあり得ない。その原因を掴むことが改善の第一歩です。
私は、様々な症例に接する時、深く深く基礎医学(解剖)の中に戻ります。
そして、そのたびに新しい発見をします。
BRM療法は現在も毎日進化を続けているのです。
BRM療法セミナーでは、『様々な症状の治し方』を教えるのではなく、『その原因を正確につかむ基礎知識の習得』に重点を置いています。
進化し続けるBRM療法を正確にお伝し、一人でも多くの患者さんを救うために広く学習の場を設けたいと考えています。
私は、患者さんやその家族の熱い思いに接する度、『患者さんの最後の砦になろう』といつも心を新たにします。
私が諦めたら、BRM療法が諦めたら、患者さんを救える人はいないのだと。
これからも多くのBRM療法を学ばれた方々と共に精進を重ねてゆく所存です。
BRM療法 セミナー中のようす
法医学評論家・元東京都監察医務院長
日本療術学会会長
日本文芸家協会・日本推理作家協会会員
医師・医学博士 上野正彦
法医学評論家の上野でごさいます。
医療技術の進歩により夢のような長寿社会が実現していますが、その反面では慢性疾患や難治性疾患に苦しむ人が急増しています。
薬や手術では改善できないこれらの愁訴改善にBRM療法が注目を集め、幅広く支持されています。
BRM療法を創案した吉田先生は、私が解剖学教官を務める研修所に平成6年に入学し、解剖学を中心とした基礎医学を熱心に習得しました。
「現代医学では治せない」と宣言された全身の痛みを、自らの手で治す手法の開発を目指した吉田先生は、とりわけ解剖学には比類なき程の熱意を注ぎ、ついに画期的な療法を創案しました。
深く正しい解剖学の理解の上に開発されたBRM療法による施療の卓越した業績は、多くの人に感謝され日本療術学会金賞に輝いています。
BRM療法によって救われた全国の患者さんやご家族から「諦めないでよかった!」と喜びと感謝の声を寄せられるこの療法は、多くの患者さんや治療家のみならず、医療関係者からも幅広く支持されている。
自らの激痛を克服した吉田先生は、医師から「治らない!」と宣告された患者さんにも、必ず改善の可能性が残されていると信念を持ち、患者さんに残されている改善の可能性を引きだす「最後の砦」になると確信しています。
BRM療法の理論的根拠は、極めて正確な基礎医学に立脚しており、そのテクニックは究極までシンプル化されています。
安全かつ極めて効果の高いBRM療法を、創案者から直接教示される大変貴重な機会セミナーを通じて多くの治療家が習得されることは、長寿社会の現代において大変有意義なことであると考えます。